2024年05月16日
枝のセンダイムシクイ
暗い渓の藪から出たのはさっきから鳴いていたウグイス、い~や、センダイムシクイかもしれない。
まだ光が入ってこない流れを歩いていると、ウグイスの鳴き声を筆頭にミソサザイや名前の分からない野鳥の声が聞こえる。 釣りが思うようにならない中、前方の藪が動いたようだったので身構える。 するとウグイスが藪から出てきた。 と思ったのだが、どうも白っぽく見えるので違うかもしれない。 センダイムシクイかなぁ?
ウグイスなどの白い眉を持つものは、藪から出てくることは珍しく、だいたい見えないところで鳴いている。 このセンダイムシクイは、藪に戻ることなく枝を渡っていくし、決して鳴くことがない。 枝を渡っていくムシクイはほとんど見たことがなく、私にはとても珍しい光景であった。
タグ :センダイムシクイ
2024年05月15日
キビタキの夫婦!?
谷に架かる桟橋で休憩していて、対岸にキビタキが現われた。 少し遠いが、久しぶりに見られた。
釣りの昼休み中は、野鳥の鳴き声を背景に向こうの斜面を何となく見ていた。 そこに橙色が印象的な野鳥が飛んできた。 キビタキだ! 持っていたお握りを置いてカメラを取り出す。 しかし遠い、遠すぎて点にしか見えない。 でも、色がキビタキである。
キビタキは枯れた藪で一休みした後に、いろいろな木の枝に飛び移っていく。 その度にカメラを向けるのだが、どれも遠すぎるし、だんだん遠くなっていく。 半分諦めたころに、こっち側の斜面に飛んできた。 それは私のすぐ上で、上手く首が回らない私には酷な角度である。
きっちりと「これがキビタキだ」という姿は見られなかったが、やっぱり遠めからでも分かる橙色や黄色がとても目を引く。 あまり見ない色の野鳥は目立つのだ。
驚いたことに、雌かもしれないのをいつの間にか追っていた。 雄のキビタキが近くにいるのだから雌だと思いたい。 動きがおかしいので、もしかすると事はすでに終わり、今から巣に向かおうとしているのだ。 しかし、そこに私がいるものだから動きがおかしくなっているのだ。 ずっと私を見ていた。
タグ :キビタキ